30代からの不定愁訴は首のケアが一番大切

巷でよく耳にするホルモンバランスの変化についてはさて置いても(ちょっとだけ後述します)、30代を10年経験して明らかに分かったことは、30代はまだまだ若いけど、体力は必ず落ちてくるから気を付けて、ってこと。

とくに、一度何かの拍子に体調を崩すと、20代だったらすぐに回復していたのに、30代に入ったとたんにそうは簡単に行かなくなった気がする。私の場合は首の筋肉のケアを怠ったことで、自律神経のバランスを見事に崩してしまって、そのままずーっと不快症状、不定愁訴を抱えたまま30代のほとんどを過ごす羽目になってしまったのです。

 

社会的ストレス云々…

「女性の社会進出が進むにつれ、ストレスを抱えることも増えてくる」というストレス現象がなにかと話題になったり、原因のはっきりとわからない不定愁訴を病院でうったえたりした場合にも、便利な言葉として「ストレスが原因」とはよく言われることです。でも、私はここではストレスが原因だ、なんて安易なことは書きたくありません。なぜなら、不定愁訴をいろいろ体験して、さらにそれらを改善できた経験から言えることは、ストレスが一番の原因ではなかった、と言い切れるから。不定愁訴はやっぱり体のどこかのゆがみや凝りから発生していると実感できたから。

自律神経とは?

「自律神経」とは人の意思とは無関係に、 反射的、自動的に働いています。 「自律神経」は、胃腸の働きや心臓の拍動、代謝、体温調節など、人間が生命を保つうえで欠かせない働きを担っています。そしてこれらをどうやってバランス良く保っているのかというと、交感神経と副交感神経の二つの神経が、それぞれの必要とされるときに働くことで、生命を維持するための自律神経を保っているのです。

簡単に言うと、活動的なときには交感神経、休むとき(リラックスしたとき)には副交感神経が優位にはたらきます。

 

不定愁訴は首のケアが一番大切

体のなかで、その自律神経にとってとても大切な部分は、首なのだそう。首の後から頭の付け根である後頭部の辺りがとくに大切。この辺りに「副交感神経センター」というものがあるのだとか。自律神経というのは、交感神経と副交感神経が交互に働いて体の調子をバランス良く整えてくれています。人間は無意識のうちに働いてくれる自律神経。このバランスがいつの間にか乱れてしまうと、体調不良、不定愁訴に悩んでしまうことになるのです。

このことをまず始めに知ったのは、整体師の方に教えて頂いた特別なヨガがきっかけです。首をケアすることでめきめきと体調が良くなり、その回復ぶりの過程を見ていた夫からも驚かれるほどでした。そのヨガよりももっと手軽に誰でも首のケアができるようになるには、こちらの本がおすすめです。

 

どうやってケアをしたらよいか。それは、首は常に冷やさずに温めるほうがいいのだそう。冷やすのは絶対にNG。もんだりマッサージをするのもだめ。常に首の筋肉に疲れを溜めすぎないように気を付けてケアしてあげることが大切です。仕事でPCに向うときにはなにかと集中してしまいます。1時間なんて知らぬうちにあっと言う間に過ぎてしまう。ですが、できれば15分おきに首をゆるめてあげる癖をつけるといいかも。

方法は簡単。背筋を伸ばして頭の後に軽く手で支え、首を後に傾ける。これを5回。これだけ。

著者の推奨する「松井式555体操」の動画も公開されています。

東京脳神経センター/松井式555体操のご紹介

 

女性ホルモンを司る神経も

自律神経をコントロールしているのは大脳の視床下部というところ。また、様々んホルモンの分泌をコントロールしているのが、視床下部のすぐ近くにある脳下垂体です。脳下垂体もこの視床下部にコントロールされているのだとか。また逆に、視床下部がホルモンの影響を受けてしまうこともあるため、ホルモンの変化が自律神経の働きに影響を及ぼしたり、ホルモンバランスが乱れると、それにつられて自律神経のバランスも不安定になってしまうのです。

ホルモンバランスだけに気を取られてしまって栄養素の摂取に気を付けていても、なかなか改善しないのは、自律神経の影響も考慮していないためかもしれません。栄養素だけでなく、器質的(臓器や器官の形態・解剖的な性質のこと)にも着目して、まずは首のケアをしてみるのも大切な選択肢の一つだと思います。

 

不定愁訴は自分で取り除ける

PCやスマホを使う生活が当たり前となった昨今では、身体的な負担を一番に抱えるのは首だと言われます。目も疲れますが視力に関係しているのもこの首の後側や後頭部に位置する部分です。疲れがすぐに解消されずに蓄積し始めるのが30代から。ついこの前まではハツラツとした20代だっただけに、その落差を一番感じる30代。実際にはまだまだ体力は温存されているのだから、不安になる必要はないと思います。サプリメントや薬にばかり頼らずとも、不定愁訴は自分で取り除けることを覚えておくといいかもしれません。