骨盤は前に倒れるのか後に倒れるのか

1つの方法には2通りの考え方がある

本日もこれについてもう1つ書きます。自然療法や漢方などの東洋医学系のところに何箇所かお世話になったことがありますが、何箇所にも行ってみると気が付くこと。それは、ある方法には二通りの考え方があるということです。今回は骨盤の倒れ方についてです。

整体などの、体の骨格から内臓への影響について考えられている方からのアドバイスでは、「腰は自然に湾曲に反れていることが本来の体の作りである。その姿勢を保つことこそが体全体の疲れや凝りの解消につながる。」とおっしゃいます。

内臓や内分泌系のことを主に考えている方や、体内の循環について詳しい方で骨格についてはあまり重視されない方からのアドバイスは、「骨盤が前に倒れている(=腰が反っている状態)から腰痛や足の痛さに繋がる。子宮もそれによって子宮後屈になる。だから、首ー背中ー腰が一直線になるような姿勢が良い」とおっしゃる方もいらっしゃいます。(*子宮後屈はその逆では?と思うのですが…。)

この骨盤の倒れる角度については、個人的には前者の方が、私の体感としては正しいように感じています。なぜそう思うのかというと、後者の姿勢では、首、肩、腰が異常に疲れて痛むから…です。たぶん骨格的に無理。ムリー。

 

日本の芸の道では

茶道を習いはじめて4年ほど経つ私ですが、茶道でも一番美しい姿勢は「出っ尻鳩胸(でっちりはとむね)」と言われます。茶道を習いはじめた頃に、並行して通っていた施術所(按摩のようなもので施術者は若い方)では腰は反らさないように過ごすこと、と言われていたもので、茶道の教室に行けばその逆を言われるために、けっこうな板挟み状態でした(笑)。

そんな折、別の場所で整体ヨガを習うと今度は茶道と同じ「出っ尻鳩胸が一番体に負担がかからなくて、体感が整うから日頃からこの姿勢で」と言われました。自分で言うのもあれですが、私はけっこう素直にまずは従って試してみる質ですので、出っ尻鳩胸を心がけて過ごすようにしていると、これは驚き。体の不調がどんどんなくなりました!

 

腰は本来湾曲して反れているからこそ体を支えてくれている

その後も夫の通う整体に一緒にくっついて行った際にも、施術者の方からは「腰は本来の自然な湾曲が大切。この姿勢が一番楽でしょ? 腰が反っていないと、椅子に座ったときもどんどん姿勢が悪くなってずるずると腰が前に流れていっちゃう。だから腰には自然な反りがあることで腰回りの筋肉も正常な位置になって、さらには内臓も本来の位置に納まる。筋肉がだらりと弱まっていると、内臓下垂(胃下垂のようにその他の臓器も下垂する)になって、いろんな症状や不定愁訴が起きてしまう。」というお話がありました。

自分の体感からもはっきりと分かりますが、腰は湾曲があるのが本来の人間の骨格に作りです。

 

首ー背中ー腰が一直線、だなんてどうやったら思いつくのかしら…

と思ってしまいました >_<;

驚くことに、この一直線を進める方は女性の施術者やアドバイザーに多い傾向がありました。同じ女性が言うのなら、と思ってしまいがちですが、ここは骨格と内臓をセット考えていらっしゃる整体師さん方に軍配が上がりました。だって自分の体が答えを教えてくれるから。頭で考えるよりも体の方が正直です。