重陽の節句には菊の花をアレンジ

9月9日は重陽の節句

これを新暦もしくは旧暦のどちらに合わせるのか? と考えましたが、当サイトではせっかく二十四節気七十二候を取り上げているので、それに合った日取りでないとあまり意味がないかなと思いましたので、旧暦に合わせて説明します。

 

旧暦の9月9日に当たる日は、2016年の今年は10月9日に当たります。その数日後はちょうど七十二候の「菊花開く」ですので、やはり旧暦に合わせると理にかなっていますね。

なぜ、9月9日が重陽の節句なのか。

昔、中国では奇数を「陽」の数としており、陽の極みである九が二つ重なる日の9月9日はとてもおめでたい日ということだったそうです。どんな風にお祝いしたのかは様々です。

○菊の花を飾って酒を酌み交わしたり、菊の花を酒に浸したり浮かべたりして飲んだ。
○この日に、茱萸(しゅゆ)の実を頭に飾ることで邪気を祓うとされてた。茱萸とはグミの仲間で赤い実。
○この日の前日に菊の花の上に真綿を置き、一晩そのままにしておき、翌朝その真綿に含んだ夜露をお肌に付ける。若さを保つために行われた、という伝承だとか。

 

こんな様々な習わしも、立派な“ハーバルライフ”ですよね。ハーブティーを飲むことだけがハーブの楽しみ方ではありません。人の営みに役立つ植物が「ハーブ」というものに分類されるのですから、身近な植物を暮らしに役立ててこそ「ハーブ」という言葉が生きてきます。

 

日本古来の習わしは、立派な立派なハーバルライフ(ハーブを生かした暮らし)です。ハーブは西洋や中国から始まったものとされており、「ハーブ」という言葉を編み出したのは西洋です。しかし世界中どんな国でも、太古から植物と共に生きてきました。始めから自分のそばにもハーブ(薬草)はたくさん存在していることを意識してみると、目に映る暮らしや環境が違って見えてくるかもしれません。

 

切り花の菊を買ってきて、ベランダなどに一晩置いてみても夜露はつくものかどうか? そんな「自由研究」のような実験の遊びもなんだか楽しそうではないですか? キク科の植物はほんとうにたくさんあります。その中でも基本のハーブの一つとして人気のあるマリーゴルド(食用;別名カレンデュラ)で試してみるのも面白そう。菊の切り花を買う余裕がなければ、カレンデュラのハーブティーでも良いかもしれませんね。
お酒に浸す場合は、食用のマリーゴルド(カレンデュラ)か、食用菊をスーパーの食品売り場で買ってくるのが良さそうです。

 

今年はせっかくなので私は“真綿”で挑戦してみようかな。なんか楽しそうなので! そしてキク科の花のアレンジで部屋にも飾ってみたいと思います。

 

One Reply to “重陽の節句には菊の花をアレンジ”

  1. […] 「重陽の節句」をご存知でしょうか? (詳しくはこちら)古くは中国で長寿や健康を願って始められたお祝い事。それが平安期に日本へも伝わり、宮中の儀礼となりました。旧暦の9月9日(新暦の10月9日頃)にお祝いする重陽の節句では、菊の花が主役です。邪気を払い長寿を願って菊の花を飾り、菊花を浮かべたお酒を酌み交わしたりと、この季節にちょうど咲く菊の花をふんだんに使ってのお祝い事です。菊は不老長寿の象徴とされています。 […]

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