自律神経の乱れで不安なときはおまじないを味方に

とっさの時ほどおまじない

気持ちが揺らぐ、気持ちを強く保てない、不安に駆られるetc. 自律神経のバランスを崩すと、こんな不安定な気持ちに不意に襲われてしまうものです。そんなときこそおまじないは強い味方になってくれます。知らず知らずのうちにきっと誰でもやっているはず。迷信なんて信じていないと普段から言ってるあの人も、とっさのときには心のなかで「大丈夫」という一言だけでも思っているかもしれません。この「大丈夫」という一言がとても大事。これだけでおまじないは完了しています。

 

私もかつて精神的なショックを受けた時期に、今でこそ知った「パニック障害」というものに一時的になってしまっていました。若かったこともあってほんの数週間で自然に元気を取り戻しましたが、パニック障害だということを意識しなかったから良かったのかな、とも思います。あの時期に私がいつも自分に心のなかで言い続けた言葉は「大丈夫、大丈夫」でした。

電車に乗るときも不安に駆られたときもあったけれど、「いつもの自分は大丈夫なんだから大丈夫」と念じて乗り切る。「大丈夫」を頭のなかで念じ続けていると意識が1点に集中できることもあって、気持ちが自然と落ち着いてきます。

 

意識すること自体がおまじないの場合も

もし、かつての自分が「私はパニック障害になってしまったんだ」と認識してしまっていたら、きっと症状は長引いてしまったかもしれません。「自分は◯◯だ」と意識してしまうこと自体が、すでに自分を◯◯に仕立て上げてしまうおまじないに等しいもの。もしそれを打ち消したいなら「◯◯」とは逆のことを自分に言い聞かせて念じていればいいのです。このとき、「◯◯じゃない」と念じるよりも、◯◯とは真逆の言葉を用いて念じるのが効果的かと思います。

「私はパニック障害じゃない」と思うよりも、「私は大丈夫」と思っていた方が「大丈夫」になりやすい。なぜなら、なりたい自分の理想像が具体的に言葉として表現されていたほうが、理想像に近づくための近道だからです。「◯◯じゃない」のであれば具体的にどうありたいのか、それを表す言葉を心のなかで念じるだけです。

 

「大丈夫」はけっこう最強かもしれない

「大丈夫」には肯定的なほとんどすべての意味合いが込められています。過去のことも現在進行形のことも、そしてこれから先も、今の「大丈夫の状態」につながるすべてが正解であると肯定できるからです。過去に辛いこともあったけど今が大丈夫なら過去も大丈夫だったということ。今が大丈夫ならこの先も大丈夫。辛い経験も失敗だと思っていたことも、今の大丈夫になるためには必要なことだった。だから今大丈夫。とても肯定的な言葉です。

なんだかスピ系の話にも聞こえてくるけれど(笑)…、不安に駆られたときのどうしようもない心理状態から脱したいときの心強いおまじない。この一言を持っているだけで私は大分救われました。

 

他者には押し付けないほうがよい場合も

自分に言い聞かせるときには効果があるかもしれないけど、誰か他の人が本当に苦しそうにしていた場合は少し違うかもしれません。「大丈夫?」と声をかけると大抵は「大丈夫」と返してくるでしょう。大丈夫の暗示にかけてしまうのも言霊としては良いのかもしれないけど、その人の本当の状態を把握したい場合には「辛い?」と声をかけてあげることも大切かもしれない。「辛い?」と聞けばすんなりと正直な辛さを吐き出せることもあります。あまりにも辛そうな誰かがいた場合には、一刻も早く正確な状況を把握してあげるためにも、声のかけ方を少し工夫して救ってあげることもできるかもしれません。状況を把握できた後に「大丈夫だよ」と声をかけてあげるのは、おまじないとしてよい効果があるかもしれませんね。

 

自分にとってのお守りを味方に

かつての私の場合は「大丈夫」という言葉一つがお守りになっていましたが、人によってはお守りが別のものだったりします。私の身の回りにも何人か過去に自律神経の乱れからくる精神不安にかかった経験を持つ人がいますが、彼らがそれぞれ同じようなことをアドバイスしてくれました。それは、何かお守りだと思えるものを持っていることが大切だということ。

例えば、水を飲めば症状が落ち着いたという経験があったのなら、いつも水を持ち歩くことで、これさえ持っていれば大丈夫だと思える。自分のお守りと思えるものならなんでも良いのだとか。自分の好きなもの、持っていると安心するもの、触っていると安心するもの、などなど。

こうすることで、小さな成功体験を積み重ねられて、症状の回復が少しずつ進んだという経験談は様々あります。お守り、おまじない、呼び方は様々ですが、自分を「大丈夫」になれるものがあると心強いかもしれません。