卵巣嚢胞摘出の術後10ヶ月間での体の変化

手術の内容

私の場合、卵巣嚢胞が両卵巣にあり、さらにダグラス窩の内膜症と腸との癒着、複数箇所の内膜症の摘出など、けっこうな大掛かりの手術をしてもらった。だから術後も、とくにダグラス窩の辺りと癒着を剥がした腸の辺りだと思われる下腹部が、数週間ずっと痛みっぱなし。鎮痛薬が手放せなかった。

卵巣嚢胞摘出だけだったら、きっとこんな痛みはないんだろうと思う。

 

術後1-2ヶ月

術後1-2ヶ月は手術の傷口の痛みが気になって、服を普段通りに着ることがなかなか難しかった。腹腔鏡での手術なので傷口は小さいのもの、下腹部に4箇所の傷痕。ズボンやスカート、下着などのウエスト部分がちょうど当る部分なので、けっこう気になる。だからワンピースを着たり、ヨレヨレの衣服に頼るしかない。

この時期に気になるのは傷痕だけじゃない。毎日オリモノが大量に出て困る。ずっと生理のようなオリモノのようなものに悩まされて、不快感が持続。

体はすごいなと思うけど、生理は順調に来る。

 

術後3-4ヶ月

これまでの不快感はほとんどなくなってきた。生理痛も大幅に軽減されている。けれど、ダグラス窩の辺りはやっぱりどうしても痛い。お医者さんにも伝えたところ、そこは内膜症がずっと前からあったみたいだから、内膜症も癒着も頑固に固くなっていたために全部は取り切れていない、とのこと。だから痛みもしょうがないと思って付き合うしかない。幸いにも生理痛はそこだけの痛みに減ったので、今までの自分に比べれば10分の1程度の痛みだ。こんなに軽くなっただけでも有り難い。

月経周期に合わせて起こる偏頭痛は相変わらずかなり辛いし、吐き気を伴う。

肌の調子がなんとなく良くなっている?

 

術後5ヶ月

生理痛が軽減されれば偏頭痛もそれにともなって治るんじゃないか、と淡い期待を持っていたけど撃沈されている…。それならどうして偏頭痛は起こるんだろう? と原因究明のベクトルを変えてみた。手術のお陰で血の滞っていた内膜症も減り、比較的スムーズに排泄ができるようになったこの体のうちに(生理が続く限り内膜症はまた復活すると言われている)、体内の巡りを良くした方がいいのかも、と考えた。

いまの体の状態なら、以前は効かなかった漢方が良く効くかもしれない! と思った。まず気になっているのが右耳の詰まり感。数年前にも生理直後に右耳が聞こえなくなるほどに、内耳の血流の悪さを病院で指摘されたことがあった。そこで漢方薬局に相談して「半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)」を毎日食前に3回服用。2週間続けた。すると内耳だけでなく、副鼻腔の辺りまですっきりと詰まり感が取れたのには驚いた。

体内に余分な水分が排泄されないまま残っているのは、とても不快感があるし浮腫やその他にも害を及ぼす。

 

術後6-7ヶ月

術後の自然妊娠を期待していたけれど、ここまでの経過を見ていてもまだ妊娠できる様子でもないため、体外受精にもチャレンジしたいとお医者さんに伝える。先生はいつも、私たちの意思に対しては大いに励ましてくれる、頼もしい先生。体外受精に向けての準備に入る。

けれど、結果は、空の卵胞が育ってしまったために卵子を採卵できずに中断することに。私の気持ちも頭も「?なぜ?」という言葉だけしか出てこないような「空っぽ」になってしまった。

 

術後8ヶ月

卵子をちゃんと作り出せるような体にならなくちゃ! と気付かされ、そのための体質改善に本気で取り組もうと決めた。半夏白朮天麻湯のおかげで体は軽くなった。では次は? と漢方のクラシエのWEBサイトで下調べ。女性特有の様々な症状には漢方がとても良く効くというのを改めて知り、それに、私の体は元来瘀血が溜まりやすい体質なのでは?と感じていることもあったので、「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」を試すことに。これは瘀血を除くのにはとても効果が見られる漢方薬とのこと。するとこれもまず1週間で体の変化を感じた。そろそろ生理直前の偏頭痛が出る頃のはずだったのが、見事に今回は偏頭痛なし! だけど、生理4日目で偏頭痛が来た。毎月生理直前&4-5日目の2回の偏頭痛があったけど、それが1回になったのは自分にとってはとても大きい変化。

その後も1ヵ月続けて桂枝茯苓丸を服用した。生理痛も先月よりさらにやや軽減。

気付けば肌の色艶が術前と比べて激変している! ソバカスが激減。顔全体の発色が明るくなっている。くすみが取れたというかんじ。さらにガサガザしていた肌が、なんと、艶が復活している!

 

術後9ヶ月

桂枝茯苓丸で瘀血を取り除くことが出来ている実感がさらにあって、これならもしかしてお酒も飲める体に戻ったかな? とふと思い立ち飲んでみた。飲める! 飲んでも頭痛がしてこない。さらに二日酔いもない!

実は、手術を受ける前は、もともとお酒を飲むのが好きで毎晩のようにビール1〜2本は軽く飲んでいた私が、30代半ばからほとんど飲めなくなっていた。コップ半分の少量のビールでさえ、飲んですぐに頭痛が起きたり、そのまま次の日には二日酔いに。そんな少量でこんな状態って、肝臓でも悪くなったのか?とかなり深刻に捉えていた。

それが、今はまた飲める体に戻っている! 

なぜ体が戻ってきているのか? と自問自答してみると、それはきっと腸の癒着に関係しているのでは、と思い当たる。アルコールの分解にはもちろん肝臓が関わっているけれど、腸って実はあらゆるものの消化吸収に大きな役割をはたしているという情報を、この数年で仕事上で得ていた。実際、術後の一番分かりやすい日々の変化は、毎日便通がとても良いということ。術後は一度も便秘を起こさなくなっている。これにはとても驚いているしとても嬉しいこと! 以前もとくに便秘に悩んでいるわけではなかったけれど、指摘をされればやっぱり3日とか便通が無いということもあったわけで…。だから腸の癒着で腸の機能が低下させられていたんだと実感せざるを得ない。だって毎日滞りなく快便! なのだから。

 

術後10ヶ月の今

つい前日、3つ年上の友人で、彼女も以前不妊に悩まされて人工授精を何度も試した経験があって、いろいろと話を聞いてくれる中で教えてくれたのが、「ショウキT-1」というタンポポから抽出されたお茶がとても良かったいう情報。ハーブティーでもよくあるタンポポコーヒーかと思いきや、まったくの別物。

ショウキT-1のWEBサイトを見つけて詳しく読んでみると、どうやらホルモンバランスに直接働きかける成分のよう。さっそく試して飲んでみている。実感としては、・・・うん、ホルモンバランスがなんだか良くなっているかもしれない!?!? まだ飲みはじめて4日目だけど、ちょうど生理と重なったのだけど、生理直前の頭痛はやっぱり亡くなってきているし、生理4-5日目で起こる偏頭痛も今までよりも5分の1くらいで治まった。

頭痛の変化だけじゃない。これはたぶん先月からの変化に伴ってると思うので桂枝茯苓丸で瘀血がなくなり血流が改善されたことが大きな要因だろうと思うけど、生理前の胸の張りの痛みがまったくなくなったのだ。以前の症状は、胸の張りがひどく、かなり痛かった。排卵直後から生理開始日までの2週間はずっと痛みがあって、体を動かす度に気になる張りと痛み。これが今月はまったくなくなった。それに、ダグラス窩辺りの生理痛も先月よりもさらに軽減。生理2-3日目はいつも動けずに、家で大人しく過ごしていたのだけど、今月はとにかくよく出かけた。動けた。

日に日に、そして毎月のようにどんどん良くなる体調。この先の変化も楽しみだし、何より妊娠に対しても明るく希望が持てるようになっている心の変化にも驚いている。きっと妊娠できる。私たちの赤ちゃんにもきっと会える。明るい笑顔で会おうね、私たちの可愛い赤ちゃん。